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日刊ゲンダイ11.02.14 「医者いらずの湯治場33」に芦野温泉が掲載されました。
四つんばい生活だった私が７日目にスッと歩けた。
医者いらずの湯治場　連載<４>

「私は３年ほど前、突然腰が痛くなり、歩けなくなってしまいました。それからは外出できず、
家にこもりっきり、トイレなどどうしても動かなければならない時は、四つんばいという
生活を続けてきました」こう打ち明けるのは、埼玉県在住の高橋温子さん、７４歳だ。

医者にかかると腰を手術しなければ一生歩けなくなると宣告されたという。
　そんな時だった。芦野温泉から昨年１２月にオープした新館の案内が届いた。
「芦野温泉は以前、一度訪ねたことがあって、その際の印象が良かったし、主人の勧めもあり
２４日から３０泊の予定で申し込みました。朝、昼、夕方と１日３回入浴し、体を癒しました。
　３０日に主人から書留が届いたとの連絡があり、フロントに出向いた時、杖なしで歩いて
いたんです。無意識で・・・・。日を追うごとに回復が目覚ましく、サッサと歩けるようになって、もう、
嬉しくて、小走りしてみせちゃったほどです」
高橋さんの夫婦の喜びはいかばかりか、滞在中、湯治客と布草履を作ったり、スタッフが演じる
芝居に興じる生活を存分に楽しんだ。